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哲学講義「AI以前の/AI以後の人間と哲学」(第一期募集)

Posted on 2026年3月8日2026年3月8日 by kazeto

哲学講義「AI以前の/AI以後の人間と哲学」(各回2時間、全6回)を開催します。

■講義概要

いまAIが世界を変えようとしている。しかしそれは、単に技術的な革新であるというだけではなく、人間の存在そのものや社会システムを根本的に変容させるかもしれない新たな存在者としてだ。AIが労働を奪う、人間の知能を無意味化する、超知能が無限に科学的発見を行う。AIをめぐって様々な希望と絶望が謳われているが、本当に重要なことはAIそのものの情報を追うことではなく、AIを使う「人間」がそもそもどういう存在であるのか、AIを実装する「社会」がどのようなシステムなのかへの深い理解である。
このシリーズ講義では「AI以前/AI以後」という視点から、最新のAIと人間(社会)の相互作用領域で起こっている現象と、AI登場以前にそもそも人間がどのような主体として構築されたかを、LLMに関する研究やカントなど近代的哲学の理論を読みながら解説していく。 



本講義では、全6回に渡ってAIと人間を巡る哲学と思想を解説していく。LLMはもちろん、機械学習のアルゴリズムがインターネットを通じていかに実装されているか、これらのAIをデフォルト環境として生きていく人間存在はどのように変化していくのか。前半ではAI以後の人間社会の最先端の事例を検討し、後半ではAI以前の人間がそもそもどのような存在であったのかを遡ることで、現代の状況を見極める視座を獲得していくことを目的としている。

※この講義は、講師(下西風澄)が現在執筆中で来年に出版予定(目標)の本、『計算と霊性(アルゴリズムとスピリチュアリティ)』(仮)の構想を下敷きに、執筆の素材と思考過程を語りつつ講義していく。



■講義内容(各回2時間)

1 AIは人間をいかに変えたか?

2 大規模言語モデル(LLM)の「思想」と「倫理」

3 ネット・アルゴリズム・自由意志

4 スピリチュアリティと陰謀論の思考モデル

5 近代的主体の完成と失敗──カントのシステム意識論──

6 AIとネット時代の「正義」とはなにか? ──ロールズ、サンデル、アーキテクチャ──

■講義形式(オンライン+リアル会場)

・第1〜5回講義はオンラインで実施(講義90分、質疑応答30分)(アーカイブ視聴あり)。

・最終講義の第6回をリアル会場で実施(講義2h+参加者の交流会2h)。

・最終回(リアル会場は)、神保町のスペース「Unknown Unkown」での実施を予定。

■実施期間

時間:17:00–19:00

第1回:2025年1月10日
第2回:2026年1月24日
第3回:2026年2月7日
第4回:2026年2月14日
第5回:2026年2月28日
第6回:2026年3月14日(神保町スペース「UnknownUnknown」)(15:00–19:00)

■講師プロフィール

下西風澄(しもにし・かぜと)
1986 年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。哲学や文学を中心に執筆活動を行う。 著書に『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』(文藝春秋)。 執筆に「生まれ消える心─傷・データ・過去」(『新潮』2023.5)、「演技する精神へ─個・ネット・場」(『文學界』2023.6)、「ぼくは言語」(『群像』2023.8)、「青空を見つめて死なない」(『ユリイカ』2024.4)など。詩に「風さえ私をよけるのに」(『GATEWAY』)、「ぼくたちは死んでいく。」(朝日新聞)ほか。

・研究/執筆/学会発表など、詳細な実績はこちら。

■お申し込み

一般:24,000円
学生:15,000円

※講師が主催するメルマガコミュニティ会員(月額3,000円)の方は参加無料です。
メルマガ(動画/記事アーカイブ有)もご希望の方はこちらからお申し込みください。

■講義に向けて

僕は2022年に『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』(文藝春秋)という本を出版しました。この本は、意識の哲学史3000年を扱った本で、古代ギリシアのソクラテスから現代の認知科学に至るまでの意識の歴史を読み解いています。

この本を執筆する時も、哲学講義【意識と心の哲学史】というシリーズ講義(@下北沢B&B)を続け、そこで執筆のアイディアを固めながら思考過程をシェアして本を完成させました。

哲学や思想、あるいはものを考えるという行為において最も重要なことは好奇心です。

前提知識は入りません。知的好奇心のある方をお待ちしています。

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